● 秋のでんぷん、低たんぱくメニュー
「でんぷん製品を使った調理をやっていろいろ失敗してみなさい」
患者さん自身が経験するであろう道を経験するべく、先生からキッチン(実験室?)を預かり、試行錯誤を繰り返しています。
低たんぱくの食事療法で最も重要な食品のでんぷん製品。特徴としてはあらゆる献立(主食・主菜・副菜・汁物・菓子)、調理が可能で、あらゆる味付けになじむので応用範囲がとても広いことです。しかもエネルギーがしっかりとれてたんぱくを殆ど含まないのです。
食事は生活の大切な一部であり、食べ物の働き(代謝)も当然個人差があります。「でんぷん製品」をはじめ治療用特殊食品の「たんぱく調整食品」を積極的に使うことで他の食品の幅が広がるので「好物」など自分の味覚を主張でき、じつは自分の食事をみつけやすくなるのです。
お米のおいしい土地の人がでんぷん米をどんな食べ方なら受け入れやすいのか? もちの食べ方は? 麺は? おやつにするなら? 食欲のないときは?かかるコストを少しでも安くするには?おいしくかつ楽しく食べれる調理方法はー? 低たんぱく食を実践できるよう、患者さんお一人お一人と一緒に考えていきたいと思っています。
一度、実験室(?)で一緒に調理してみませんか?
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